リモートワークとテレーワークの違いとまとめ
- 2020.05.17
- 職業
昨今新型ウイルスの影響で緊急事態宣言も発令し、リモートワーク・テレワークが一気に加速しましたね。まだ準備も整っていない会社も多数ある中で、社内SEはどう切り抜けたのか。
そもそもリモートワークって何?
リモートワークは、ITやWeb、クリエイティブの業界で、エンジニアやデザイナーなどのスキルを持った人たちがITツールやインターネットを使って、自宅やカフェなどオフィス以外で仕事をする働き方を指すことが多いです。
テレワークは、リモートワークよりも少し古い言い方なだけで基本的に同じことです。「遠い(:tele)」+「仕事(:work)」が語源のようです。
どちらも、要は会社に出勤せずに、会社以外の場所から働くことですね。
リモートワークに必要なことは?
必要なことは、基本的に、作業時のセキュリティが担保されているか、です。
個人情報を取り扱う企業は多く、そのデータがリモートワークにより漏洩してしまうと、企業の信用に繋がり、社員を病気から守れても、事業継続ができないと言った事態になります。
セキュアな回線で社内ネットワークへアクセスするためのVPN
VPNとはVirtual Private Networkの頭文字を取った用語です。離れた場所の間を仮想的な専用線でつないで安全なデータ通信を実現する仕組みで、仮想プライベート・ネットワークとも言います。社内のネットワークはLANでつなぎます。これにより比較的セキュアな環境が維持されます。
利用しているPCをインターネットを介して、専用線から社内 ネットワークを利用できるため、よく用いられます。しかし、個人情報などを利用しているPCに保存することとなり、PCを紛失した場合などは非常にまずいことになります。
VPNの環境を構築することは意外と簡易にできるので、こちらを利用している企業が多いのではないでしょうか?
セキュアな環境へアクセスして作業するためVDI
仮想デスクトップ(VDI : Virtual Desktop Initiative または Virtual Desktop Infrastructure)とは、コンピュータのデスクトップ環境を拡張するITシステムの総称です。
物理的な1つのディスプレイに対し、独立した複数の仮想的なデスクトップ環境、あるいはディスプレイの表示領域より広いデスクトップ空間を提供します。OSやアプリケーションが実行されるのはデータセンターやサーバルームにある仮想サーバ環境で、手元の端末には画面情報が転送されているだけです。
自分が利用しているから、社内ネットワークに繋がるPCへリモードデスクトップをしている状態です。そのため個人情報や機密情報などは常に社内にあり、データを持ち出すなどのことはありません。
VDIの環境は、要件定義〜セキュリティ設定など多数の準備と仮想マシンのスペックによりランニングコストがかかります。資金的な余裕と納期的な余裕がない場合は利用することをお勧めしません。社内の情報を厳重に管理しないとならない場合は、常日頃から準備をして今回のような事態の時に利用できる環境を構築しておくと良いでしょう。
まとめると、違いはない
リモートワークとテレワークはどちらを使っても言葉的には間違いはないですね。政府はテレワークといい、IT企業などはリモートワークといいます。どちらも間違いではないので、聞き分ければいいでしょう。
リモートワークをするための技術については、VPNとVDIとあり、こちらは全く異なるものとなるため使用目的といつ必要なのかを見定めて利用計画を立てましょう。
VDIを突貫でやろうと、今回しましたが、最終的に社内のセキュリティの壁に阻まれて、それを技術的に突破する時間が取れず、VPNへと移行しました。
VPNとVDI技術的には素晴らしいものですが、導入をもっと手軽にできるサービスがあればいいな〜と思う今日この頃でした。
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